易占いの道具について
易占いをこれから始める場合には、どんな道具が必要なのでしょうか?
易占いといえば、シャラシャラと竹串のような道具を用いて占うイメージがあると思います。
実を言うと、易占いは特殊な道具を使用しなくても、カンタンに始めることができます。
ただし、これから易占いを始めるにあたって「易占道具」という特殊アイテムを使用するのは、なかなか良い選択だと個人的には思います。
なぜなら、易占いに関する知識も増えますし、より易占いの魅力を感じることができますからね。
では、易占いで使用する道具についてご説明します。
易占いの道具 筮竹(ぜいちく)とは?
易占いと言えば、真っ先に頭に浮かぶ「ジャラジャラの竹棒」!
そう呼ばれている道具が「筮竹(ぜいちく)」です。
今のスタイルの易占いが誕生したのは周の時代ですが、当時は蓍(めど)という小さな低木状の多年草を使って占っていました。
それがいつしか細く加工した竹を用いるようになり、現在に至るというわけです。
筮竹は、50本を1セットとして販売されており、大きさは25cm〜50cmと様々です。
やや大きめのサイズとなっているので、女性の方には少々抵抗があるかもしれませんね。
現在では、筮竹もオシャレなものが多く販売されています。
また、烏文木(うぶんぼく)や紫檀(したん)を用いた高級筮竹も販売されています。
烏文木や紫檀で作られた筮竹の肌触りと、混ぜたときに奏でる音色は、本当に素晴らしいものです。
ただし、高級筮竹を使用したからといって的中率が上昇するわけではないので、あくまで自己満足に留めておきましょう(笑)
易占いの道具 算木(さんぎ)とは?
易占いを行う際、筮竹とセットで使われる道具が、「算木(さんぎ)」です。
算木とは、筮竹から裁(さば)いて現れる陰陽を記録するための道具で、四角い木の棒のような形状をしています。
余談ですが、江戸時代の日本の数学者たちは、そろばんと並んでこの算木を使い、当時の数学の発展に寄与したと伝えられています。
算木には、中央に印がつけられており、印の付いた面を「陰」とし、印の付いてない面を「陽」とします。
もちろん、算木が易占いを行う上で必要不可欠な道具なのかと言われると、そうではありません。
近くに紙やペンがあれば、そちらを代用品として用いることも可能です。
まあただ、せっかく易占いを行うのであれば、紙やペンではなく、算木を用いて正式な易占いをマスターしたいですね。
あ、最後はあくまでも個人的な意見ですよ〜