手相の基本となる7本の線について
手相では、手の形態や手のひらから、実にいろいろなことを占うことが出来ます。
しかし、手相を始めたばかりの占い師のたまごの方にとっては、手のひらの線の違いなどを読み取ることは、とても難しく感じることでしょう。
ただ、ご心配には及びません。
まずは、基本から理解すればよいのです。
では、手相で必ず読み解く必要のある、基本の「7本の線」をご紹介します。
手相を読み解く7本の線 四大基本線
手相は、「縦4本」と「横3本」の合計7本の線をメインに占っていきます。
縦4本というのは、生命線・運命線・太陽線・財運線の4本です。
横3本というのは、結婚線・感情線・頭脳線の3本のことです。
この中でも特に、「四大基本線」と呼ばれる生命線・知能線(頭脳線)・感情線・運命線を読み解く能力は養っておくと良いでしょう。
生命線
生命線の位置は、親指と人差し指の中央から手首へ向けて曲線を描きながら下へ伸びている線です。
人によっては、木星丘から始まっている場合や金星丘に沿って曲線を描いている場合もあります。
生命線は、吉凶禍福に関する全ての事柄を表している線です。
占う人物の人生そのものを知ることができ、健康状態や事故、病気などに見舞われるかどうかを判断することが出来ます。
感情線
感情線の位置は、小指の下付近から人差し指や中指に向かって横へ伸びている線です。
人によっては、土星丘で終わるものや手のひらを突っ切っている場合などもあります。
感情線とは、自身の感情を整え、表現する能力を表しています。
そのため、感情線を読み解くと「対人関係」や「人の性格や感受性」「心の健康状態」などが判明します。
知能線(頭脳線)
頭脳線(知能線)の位置は、親指と人差し指の中央付近から手のひらを横切るかたちで伸びている線です。
人によっては、生命線と同じ場所から始まっている場合があります。
知能線、または頭脳線と呼ばれる線は、知性を司る線として有名です。
物事や、話しの筋道がきちんと立てられており、自身の考察を他人へ「理路整然」と伝達させることが出来る能力を表しています。
適職や適性を知ることが出来る線でもあります。
運命線
運命線は、手のひらの中央部分にあり、手首から中指へと垂直に伸びている線です。
人によっては金星丘から始まっていたり、月丘から始まっている場合などがあります。
運命線は、占う相手の方の巡り合わせや成り行きを見ることが出来る線です。
生命線と似ていますが、運命線は生命に関わることではなく、趣味や職業、順風満帆な人生を送れるかどうか等を判断します。
また、結婚に関することや、仕事に関わること、環境や運の強さも知ることが出来ます。
手相占いにおける7つの線 結婚線、財運線、太陽線について
それでは、手相占いにおける「7本の線」、残りの3本を見ていきましょう。
結婚線
結婚線は、小指の付け根と感情線の間にある短く横に伸びた線です。
この線の出かたや形などによって、結婚の時期や性的関心度などが判明します。
結婚線は、ハッキリとしていて長い線が一本というのが理想的です。
一般的には、薬指と小指の間くらいまでの長さがふつうと言えるでしょう。
逆に良くない線としては、細切れの短い線がたくさんあったり、クロスした線が現れている状態です。
財運線
財運線は、小指の付け根から下へ伸びている線です。
金運や財運に関する事柄がここに現れます。
財運線が現れている人は、お金が増えたり財産が転がり込んでくるというようなことを指します。
また、たとえ財運線が今現われてなかったとしても、金運アップすることで勝手に現れてくれるようにもなります。
太陽線
太陽線は、薬指の付け根部分から下へ伸びる線です。
この線は、周囲の人物からの尊敬や信頼、期待などを表しており、人気や名誉、才能、さらに金運が現れます。
つまり、物理的な財産だけではなく、人気がアップしたり、名誉が得られたり、精神的な財産もこれに含まれます。
感情線があるところ以上に伸びると、金運に恵まれやすくなると言われます。
良くない線としては、長いのに細切れになっている状態などですが、その場合、金銭トラブルに巻き込まれる可能性もあります。
手相占い師になることを目指す方は、上記にプラスして、他の線も徐々に覚えていくと良いです。
たとえば、人差し指の下に弧を描くように現れるソロモンの環、金星帯と呼ばれる中指と薬指の下を囲むように現れる線なども学んでおくと良いでしょう。
このように、手相占いは奥が深くて、とても面白い占術なのです。