天中殺の種類 午未、申酉、戌亥について
算命学の天中殺は、6種類存在します。
子丑(ねうし)天中殺、寅卯(とらう)天中殺、辰巳(たつみ)天中殺についてはご説明しました。
続いて、午未(うまひつじ)天中殺、申酉(さるとり)天中殺、戌亥(いぬい)天中殺についてご説明します。
天中殺の種類 午未天中殺
午未天中殺の特徴は、一族の最後を締めくくるという宿命を背負っていることです。
どのような事柄でも、常に冷静かつ沈着に見極めることが出来る能力を有しています。
午未天中殺の方は、子供や後輩、部下など目下の方との縁が薄い傾向にあります。
物事に熱中し過ぎて度を越えてしまうくらいの性質を持っています。
ですので、自身が興味のあるものに関する事柄には、その道のプロと呼べるほどの知識を持っていることが多いです。
また、長生きできる星としても知られているので、老後が楽しみな天中殺とも言えるでしょう。
天中殺の種類 申酉天中殺
申酉天中殺の方は行動によって前に進んでゆき、現実的に物事を本能で追う傾向があります。
活動力では、寅卯天中殺の次に強いと言われており、2代目運という異名を持っています。
二代目運とは、先代が残した事業や会社を受け継ぎ、さらに大きな利益をもたらすことが出来る力強いパワーを秘めています。
財力に恵まれているが、家庭に関する運勢はやや低い傾向にあります。
家庭よりも仕事を優先させてしまうため、気を付けなければなりません。
天中殺の種類 戌亥天中殺
戌亥天中殺は、辰巳天中殺同様、一族のはみ出し者と呼ばれるという特徴があります。
しかし、同じ「はみ出し者」でも、辰巳天中殺は現実を、戌亥天中殺は精神的な事柄を追い求めるという違いがあります。
戌亥天中殺の方は、一見、穏便な性格に見えます。
しかし、ふとした瞬間に見せる強力な批判的な言葉や相手に遠慮せず思っていることを率直に言い放ってしまう部分があり、複雑です。
戌亥天中殺の方は、大器晩成型の傾向が強く、30代を境に大きく運気が向上します。
天中殺は悪いことが起こると言われていますが、実際はそんなことありません。
よく天中殺に結婚したから離婚したなど不幸なお話を聞くことがあるかと思います。
ですが、天中殺でなくても離婚はしますし、仕事がうまくいかないこともあります。
そのため、時には「深く考えなくても良い」という旨を、占った相手に伝えるべきでしょう。
もし、それでも不安を感じる方がいらっしゃるのであれば、占い師として相手を安心させるための言葉や、対処法を用意しておくことが必要となります。
占い師を目指すならば、天中殺に対しても、そういった細やかな配慮を行いましょう。