売れっ子占い師は、鑑定の伝え方も一流
占い鑑定結果の伝え方は、プロにとっての「腕の見せ所」であり、一流の占い師か否かを決める大きなポイントといえます。
占星術やカードなど、占いの鑑定結果は、ある程度の勉強を積めば、誰にでも出せるようになります。
しかし、それを生身の人間であるクライアントさんにどうやって伝えるかについては、そうカンタンなことではありません。
なぜなら、人への伝え方は、占い師の人としての器や人間力が試されるからです。
鑑定結果は、「吉」と出る場合もあれば、「凶」と出る場合もあります。
それを、どのような伝え方、どんな言葉を使えば、目の前のクライアントさんのためになるのか?
結果の伝え方は、クライアントさんの性格や状況も加味し、常に考える必要があるわけです。
占って欲しいと言われるお悩み事は様々あるかと思いますが、ここでは分かりやすく「恋愛鑑定」の結果をどう伝えるのかについて書いてみます。
まあ、あくまでも私の占い師としてのスタンスとお考えください。
恋愛の占い鑑定結果が「良い場合」
相性占いの鑑定結果が良いというのは、占い師としても一番気持ち的にラクな状態ですね。
この場合は、もちろん、そのまま「鑑定結果はとても良いですよ!」とお伝えします。
ただ、運勢というのは、良い部分と悪い部分を必ず兼ね備えていますので、悪い部分というのを「注意してほしいこと」という形でお伝えします。
割合としては、90%は良いことをお話して、10%は注意という形ですね。
すでに相性は良いわけですから、「その気」になってもらえば、さらに結ばれる確率は高まります。
良い相性が、さらに良くなるようなアドバイスや後押しをするわけです。
占い師としてデビューして、これほど占いやすい瞬間はありませんよね!
恋愛の占い鑑定結果が「ふつうの場合」
可もなく不可もなくという鑑定結果の場合です。
もちろん、そのまま「可もなく不可もなく」とお伝えしても良いのですが、ここでクライアントさんの気持ちを考えます。
自分に占いを依頼して来たクライアントさんは、一体何を求めているのか?・・・と。
もちろん、「どうすれば相手と結ばれるか?」ということを教えてほしいはずです。
相性が普通であれば、心がけ次第で良い関係にも悪い関係にもなれます。
ですから、相性的な良し悪しは一応お伝えして、ほとんど「どうすればよい関係になれるか?」ということをお伝えします。
フィフティーフィフティーだった相性を、60%、70%と上げていくイメージですね。
これも、なかなか占い師としての腕前が左右される瞬間ですよ!
恋愛の占い鑑定結果が「悪い場合」
恋愛の相性鑑定をやっていると、占技(せんぎ)を問わず、必ず「悪い相性」というのが存在します。
ただ、前述したように、クライアントさんは「相手と結ばれたい」という思いを胸に鑑定を依頼してくるわけです。
ですから、「悪い相性です」とキッパリ言うより、相性がふつうの場合と同様、「どうすればよい関係になれるか?」ということを中心にお伝えします。
それも、より具体的に、相手と食い違いやすいポイントなどを交えてお話します。
ただし、「極めて相性が悪い」という鑑定結果の場合は、そうは行きません。
中には、「結婚すれば不幸になること間違いなし」というような鑑定結果が出ることもありますから。
その場合は、なるべく気持ちが離れていくような話をしていきます。
まあ、それでもクライアントさんの想いが熱すぎる場合には、困難であることは伝えながら、良くなれる方法を提案しますけどね。
その辺のサジ加減は、初心者の占い師さんには、ちょっと難しく感じるかも知れません。
なので、まずは、実際に占い師デビューして、たくさんの経験を積みながら勉強するのでも遅くはありませんよ!