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算命学における守護神について

算命学では、占術を行った方の弱い一面を支える「守護神」と呼ばれる存在があります。

 

守護神は算命学の蘊奥と言えるものでもあるので、算命学の占い師を目指す方は必ず取得する必要があります。

 

そのためには、まず、基礎となる部分をしっかりマスターすることが大切です。

 

今回は、算命学の守護神に関する基礎をご紹介したいと思います。

算命学における守護神の役割とは?

算命学では「木・火・土・金・水」の五行説から、占いたい方の持つ性質や特性を読み取って行きます。

 

そのため、五行の調和が取れていることが最も理想的な状態です。

 

ところが、算命学では、十干と十二支を組み合わせた六十花甲子(干支:かんし)を用いるため、どうしても足りない部分が出てしまいます。

 

その運勢バランス的に不足した部分を補うのが「守護神」なのです。

 

守護神という、神様のような名称で呼ばれてはいますが、不足した部分を補う「五行の気質」を持つすべてが守護神であると認識しても良いでしょう。

 

もし、自分と相性の良い日干支を持つ異性が現れた場合、その方も守護神の1つと言えます。

守護神と相反する存在の忌神(いみがみ)とは?

守護神とは、その名の通りあなた自身を守ってくれる存在です。

 

そのため、守護神が父親となっている方は、父親を大切にすると自分自身の運気が向上します。

 

ところが、陰陽で成り立つ算命学においては、守護神と相反する存在があります。

 

それが、忌神(いみがみ)です。

 

忌神が守護神と相反する存在ということで、一般的には運気を下げる存在と思われがちですが、実際はそうとは限りません。

 

例えば、忌神が配偶者に当たる場合、一生独身であり続けなければならないのかというと、そんなことはありません。

 

算命学における忌神とは、忌神に当たる存在に関わる苦労が、「自分自身への糧となる」ということです。

 

つまり、忌神とは、自分が苦労させられる存在を明確にし、それを克服するための「心構え」を与えてくれる存在なのです。

調候(ちょうこう)の守護神とは?

調候(ちょうこう)の守護神とは、四季に纏わる守護神を指します。

 

たとえば、寒い季節に生まれた方は火性を求め、暑い季節に生まれた方は、水や水源を表す金性を求める傾向にあります。

 

これを季節の守護神と言い、算命学では「調候の守護神」と呼びます。

 

調候の守護神が色濃く現れている方は、周囲の人々が今何を求めているのかを察知する能力に長けています。

 

そのため、無意識のうちに、自分がどのような行動を取れば目立つことが出来るのかを模索します。

 

勿論、調候の守護神と相反する「忌神」も存在します。

 

寒い季節に生まれた方は、寒さを倍増させる「水性」が忌神となります。

 

そして、暑い季節に生まれた方は暑さを増大させる「火性」や「土性」が忌神となります。

 

(もちろん。こんなにカンタンではありませんが^^;)

 

算命学では守護神という存在は必要不可欠なものです。

 

しかし、算命学を学び始めたばかりの方には少々難しく感じられるかも知れません。

 

まずは、陽占や陰占についてしっかり知識を身に付け、守護神はその後に学ぶと良いでしょう。