九星気学　九星の性格

九星気学では、本命や月命などを基に占術を行い、それよって「吉方位や凶方位」「個人の運勢や相性」「幸運のアイテム」などが判明します。

 

これらの根底には、それぞれの九星の持つ「性格や特徴」などが大きく関わっています。

 

では、基本となる「九星の性格」について書いて行きましょう。

一白水星(いっぱくすいせい)は、九星気学で唯一「水の気」を司っています。

 

液体である水は、どのような器でも柔軟に収まることができ、狭い隙間にも入り込むことが出来ますね。

 

そのため、一白水星の性格は、どのような環境でも柔軟に対応することができ、どのような人物とも打ち解けることが出来る協調性を持っています。

 

良好な対人関係を築け、気配りも出来るため、周囲に1人いるとたいへん助かります。

 

しかし、他人に騙されやすく、周囲に逆らえない性格でもあるため注意が必要です。

 

若い頃は苦労しますが、晩年は培った人脈のおかげで大出世する可能性を秘めています。

九星気学では、土を司る五行を持つ九星は、二黒土星・五黄土星・八白土星の3つです。

 

二黒土星の性格

 

二黒土星(じこくどせい)は、「土の気」を司る九星の中でも母性愛に溢れています。

 

そのため、ご本人が女性の場合は「良妻賢母」になると言われています。

 

また、二黒土星の方は、男女を問わず堅実で、若干頭が固く、世話好きでお人よしな部分があります。

 

五黄土星の性格

 

五黄土星(ごおうどせい)は、土を司る九星の中で最も気勢が激しいと言われています。

 

面倒見が良く、義理人情に厚い性格の持ち主です。

 

竹を割ったような性格ですが、嫌いな人や出来事があると非情な言動をとる事があります。

 

八白土星の性格

 

八白土星(はっぱくどせい)は、土を司る九星の中でトップクラスの粘り強さを持ちます。

 

性格は、とてつもない頑固な一面を持っていて、付き合う相手を慎重に選ぶので、心を開くことが難しい部分があります。

 

この慎重が故に、恋愛面では一歩遅かったなんてことも少なくありません。

 

しかし、1度心を開いたらとても親密な関係に発展しますし、大胆な一面も持っているため、駆け落ちするという突拍子もない行動を取る場合があります。

三碧木星や四緑木星は、九星の中で「木の質」を司る五行を持っています。

 

三碧木星の性格

 

三碧木星（さんぺきもくせい）は、新芽のようなフレッシュで瑞々しい生命エネルギーを持っていますので、朗らかで積極的に活動する人物が多いです。

 

他人に何を言われようと、我が道を行く性格の持ち主で、どんな困難が立ちはだかっても乗り切ることが出来る気力を持っています。

 

ただし、金銭面での不安が目立つ「浪費家タイプ」でもあります。

 

四緑木星の性格

 

四緑木星（しろくもくせい）は、どっしりとした安定感のある「大木のような安心感」を与えてくれます。

 

四緑木星は、周りの人物と調和を取り、様々な事柄を理性的かつ几帳面に対処する能力を持っています。

 

ただし、意思疎通が苦手なので、他人の意見に左右されやすい傾向にあります。

 

協調性はあるのですが、初めは和に溶け込めなくて敬遠されがちです。

 

しかし、スルメのように噛めば噛むほど味が出るタイプでもあります。

六白金星や七赤金星は、九星気学の九星の中で金を司る五行を持っています。

 

金はその名の通り「金属」を指しており、ひんやりと冷たくてとても硬いのが特徴です。

 

六白金星の性格

 

六白金星（ろっぱくきんせい）は、仕事や勉学に一生懸命取り組む性格の持ち主です。

 

そして、とても我慢強く、冷静かつ沈着な一面を有しています。

 

始めるまでに時間はかかりますが、一度決意したことは最後までやり遂げる粘り強さがあります。

 

やや行動力に欠ける部分がありますが、自身のペースに合わせたやり方で遂行します。

 

陽と陰の2面性を持っているのも特徴です。

 

七赤金星の性格

 

七赤金星（しちせききんせい）は、眩い光を発する「金」や「白金」などのような華やかさを感じさせる性格の持ち主です。

 

そのため目立つことが大好きな一面や、華やかで美しい華美の一面も持ち合わせています。

 

本来はとても真面目な性格なのですが、派手な言動が目立つため、周りから誤解されることもしばしばあります。

 

しかし、そんな誤解をものともしないのが、七赤金星の良い部分でもあります。

 

頭の回転が速いため、目先の利く商売人に向いています。

 

自由奔放な一面がありますので、結婚という枠組みに収まるのは少々難しいかもしれません。

 

同性からの人気はあまり無く、異性からの人気が高いのが特徴でもあります。

九星気学の九星の中で、唯一「火の五行」を司るのが、九紫火星(きゅうしかせい)です。

 

九紫火星は、内に秘めた情熱的な炎を持っていて、現実世界で楽しみを見出すよりも、理想を追い求めて情熱的で甘美な物語を追い求める性格の持ち主です。

 

しかし、意外とさっぱりとした性格をしており、気に病むことはありません。

 

持ち前の明るさから周囲を楽しませることができ、隠し事が出来ない性格ゆえ、たいへん人気がある人物でもあります。

 

頭の回転は速いのですが、お人好しな部分や先走り過ぎな性格が災いして、計画が頓挫することも多いです。

 

また、情熱的ですが、冷めやすい一面もありますので、結婚して飽きてしまわないように慎重な相手選びを行うことが必要です。

 

さて、九星気学における、それぞれの「九星の性格」をご紹介しましたが、いかがだったでしょうか。

 

九星気学では、この他にも十干、色彩、易象、後天・先天定位、象意、相生や相剋など、さまざまな事柄をもとに占いを進めていきます。

 

その中でも、今回の「九星の性格」は九星気学で占う上での基礎となる部分ですので、しっかりと理解しておくことをお勧めします。